Rocky Linuxを使ってみたいので、ラズパイに入れてみます。
以下、外部に公開せずに、とりあえず使うための適当設定です。外部に公開する場合は、適宜必要な設定を。
ラズパイにRocky Linuxをインストールする
Rocky Linuxの公式サイトからOSのイメージをダウンロード。

インストールにはお馴染みのRaspberry Pi Imagerを使用します。

デバイスとダウンロードしたOSのイメージ、そしてインストール先のメディアを選択して実行。
ストレージには真新しいマイクロSDカードを用意しました。カードを入れ替えるだけで環境を切り替えられるのはラズパイの利点のひとつですね。
久しぶりにマイクロSDカードを買いましたが、キオクシア製の16GBが¥600で買えるんですね。安くてビックリ。
Rocky Linux起動!
OSの書き込まれたマイクロSDカードをラズパイに差し込み、給電すれば勝手に起動します。
起動したら、README記載されているユーザー名とパスワードでログインします。
Default username: rocky
Default password: rockylinux
パッケージの更新
パッケージを更新しておきます。
sudo dnf upgrade -y
SSHの設定
まずはSSHの設定から。リモートからログインができれば、ディスプレイとキーボードを繋ぐ必要がなくなります。
# / etc/ssh/sshd_configの書き換え
Port 22
PermitRootLogin no
PubkeyAuthentication yes
firewallの設定
SSHで接続できるように通信を許可しようと思ったところ、すでに利用可能になっていました。
firewall-cmd --add-port=22/tcp --permanent
Warning: ALREADY_ENABLED: 22:tcp
鍵を作る
ローカルマシン上で鍵を作成します。
ssh-keygen -t ed25519 -f [鍵の名前]
Generating public/private ed25519 key pair.
Enter passphrase for “[鍵の名前]” (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in [鍵の名前]
Your public key has been saved in [鍵の名前].pub
The key fingerprint is:
SHA256:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
The key's randomart image is:
+--[ED25519 256]--+
| . . + |
|o + + + |
|o* B = |
|=oB B o. |
|+=.*o=o.S |
|. *.o*+o |
| o.++.o |
| =++o |
| .oEo |
+----[SHA256]-----+
鍵をリモートサーバーに転送する
作成した鍵をssh-copy-idコマンドでラズパイに転送します。
ssh-copy-id -i [鍵の名前].pub [リモートユーザー]@[リモートサーバーのIP]
SSHでリモートサーバーに接続する
初回はフィンガープリントがどうたら聞かれると思います。
ssh -i [鍵の名前] [リモートユーザー]@[リモートサーバーのIP]
パスワード認証を無効化する
外に公開するサーバーではありませんが、パスワード認証を無効化しておきます。
# / etc/ssh/sshd_config
PasswordAuthentication no
WiFiの設定
WiFiを設定して、ラズパイ置き場に設置できるようにします。
# nmcliコマンドでWiFiの電波チェック。
nmcli dev wifi list
IN-USE BSSID SSID MODE CHAN RATE SIGNAL BARS SECURITY
xx:xx:xx:xx:xx:xx XXX-WPA3. Infra 40 540 Mbit/s 99 ▂▄▆█ WPA3
xx:xx:xx:xx:xx:xx XXX Infra 40 540 Mbit/s 99 ▂▄▆█ WPA2
# つなぐ
nmcli dev wifi connect “繋ぎたいWiFiのSSID" password "パスワード"
# 自動接続させる
nmcli connection modify “繋ぎたいWi-FiのSSID" connection.autoconnect yes
# 接続の状態を確認する
nmcli device status
DEVICE TYPE STATE CONNECTION
wlan0 wifi connected XXX
lo loopback connected (externally) lo
p2p-dev-wlan0 wifi-p2p disconnected --
end0 ethernet unavailable --
STATEがconnectedで、CONNECTION先が正しいSSIDになっていれば接続成功です。
Googleさんにでもpingして本当に繋がっているのか確認してみましょう。
再起動して、ネットワーク経由でリモートログインできれば、とりあえず設定終了です。
次回はDockerを入れます。
とりあえずラズパイを触るなら4でも十分ですよ。5は5V5Aの電源用意しないといけないですし。