2日目は、月山八号目から入山し、月山頂上小屋に宿泊。3日目に姥沢へ下山します。
月山への行き方、帰り方
月山八号目には、7月〜9月の特定日に限り、羽黒山頂から路線バス『月山八号目線』が運行されています。今回訪れたのは路線バスが走らない非特定日。しかも、翌日は山の反対側の姥沢に下山するため、レンタカーで月山八号目に向かうこともできません。
そこで利用したのが、『出羽三山精進料理プロジェクト宿泊者限定 貸切タクシー』。7〜9月の月山八号目線の運行がない日に、月山八号目と手向宿坊街間を貸切タクシーが走るという、うれしい企画。しかも普通にタクシーを呼べば¥10,000くらい掛かりそうなところを、片道ひとり¥2,500で運んでくれるため、とてもお得です。
姥沢への下山後は西川町営バスで『道の駅にしかわ』へ移動。バスを乗り換え『寒河江駅』へ。あとはJRで山形駅を経由して東京まで帰るという行程です。
湯殿山は?
出羽三山を巡りたいところでしたが、今回は時刻表的にギリギリになりそうなので、湯殿山へは参らずに下山する予定を立てました。
湯殿山仙人沢に下山する場合、帰路は下記のいずれかで鶴岡か山形に移動できると思います。(いずれも要予約・要確認)
- まっすぐハイヤープラン「つるおか観光ライナー」で羽黒山山頂・鶴岡駅に向かう
- 予約制ハイヤープラン『湯殿号』で鶴岡駅に向かう
- 高速バス『湯殿山口』バス停までの無料送迎を利用し、高速バス山形線で鶴岡か山形に向かう
2日目:月山登山
7時半に多聞館をタクシーで出発。月山八号目に着くと雲の中でしたが、レストハウスでコーヒーを飲みながらしばらく待っていると雲が晴れてきました。
月山神社 中之宮 御田原神社に参拝し、弥陀ヶ原を周ります。ニッコウキスゲやキンコウカなど、たくさんの種類の花が咲いていました。
一面のキンコウカ。山頂方面は雲が掛かっています。
オゼコウホネが咲いている池塘もあります。
山頂に向かう登山道は、それほど急なところはありませんが、滑らないように気をつけて登ります。
途中、少しだけ雪渓を歩きます。距離は短いですが慎重に。
中間地点くらいに建つ仏生池小屋に到着する頃には、ガスに包まれてしまいました。朝食が早く、お腹が空いていたので、ワッフルとお餅を食べました。
曇っていて眺望はありませんでしたが、足元ではたくさんの花が咲いていました。
山頂の月山神社にお参りして、本日のお宿『月山頂上小屋』へ。とてもきれいな小屋ですね。お風呂にも入れます。
小腹が空いていたので、安倍川餅をいただきました。昨日から数えて5回目のお餅タイムです。
夕食。すごく美味しい!
これを食べるために泊まりに行きたい山小屋です。
食事中、外が明るくなったので、急いで外へ。雲が切れ夕陽が見えました。
夜は星も見えましたが、すぐにガスに覆われてしまいました。
3日目:下山~帰宅
翌朝は曇り。日の出は見えませんでしたが、しっとりと露に濡れた高山植物がきれいでした。
お椀からはみ出す姫竹の子。朝食も大満足です。
朝食を済ませて姥沢に向けて出発します。
標高が下がるにつれて、晴れ間が見えてきました。
何箇所か雪渓を歩きます。
月山頂上から2時間くらいでリフトの駅に到着。楽しい山歩きでした。このあと『道の駅にしかわ』に移動し入浴&昼食。寒河江駅から山形駅に移動して新幹線で東京に帰りました。
羽黒山と月山、どちらも良いところですね。食事がとにかく美味しくて、食事のためだけにまた行きたいくらいです。東北の山にはあまり登ったことがなく、縁遠く感じていましたが、あちこち訪れてみるのも楽しそうですね。出羽『三山』巡りも、いつか達成したいと思います。