以前、M.2のSSDとケースを組み合わせて(それなりに)爆速な外付けSSDを作りました。その際、予算不足から1TBのSSDを選んだがため、容量不足を感じるようになりました。そこで2TBのM.2 SSDと安価なケースを使って、もうひとつ外付けSSDをこしらえようと思います。
ガチャ要素のあるSSDと転送速度遅めなケース
購入したSSDはLexarのNM790。所謂”蝉族”と呼ばれる製品のひとつでしたが、最近はYMTCとMicronのどちらかの232層TLC NANDが使われているらしい。どちらが使われているかはガチャ。ツールを使えば調べられるようですが、Windowsマシンが手元にないため、詳細は不明です。Amazonで¥17,000くらいで購入しました。

ケースはORICOのM2PV-BK。Amazonで¥2,000切るくらいで買いました。予備のネジが付属しているのが地味にうれしい。

購入したSSDはPCIe Gen4x4(カタログスペックで最大読み込み速度7,400MB/s)。対して、ケースはUSB 3.1 Gen2(最大1,250MB/s)とアンバランスな組み合わせです。これには「転送速度を必要としないファイルの置き場として使う」という理由があります。書き出した写真や動画やその他の書類系やらを置いておく保管庫的イメージです。
もっともらしい理由はありつつも、実際はケチっただけです。Thunderbolt 4対応のケースが欲しいところですが、アレちょっと高いんです。どれもこれも1万円以上※1します。
※1 なんとなく検索してみたら、Thunderbolt4とUSB 4(Gen3 x 2?)対応のケースがタイムセールで1万円を切る値段で売っていました・・・ぐぬぬ(2024年12月18日時点の話です)
実際のところ、USB 3.1 Gen2接続のSSDってどうなのよ?
しばらく使ってみての感想は「アリ」。スペックを追求するゲーミングPCや、動画をゴリゴリ編集するような環境でないなら、10Gbpsで十分でしょう。私の使い方では、転送速度が問題になるようなことはありませんでした。転送速度が遅いので、発熱も控えめになるというメリットもあるように思います。ケースが安いので、費用も抑えられます。
実際の転送速度はこんな感じ。計測にはMac用計測ソフトの定番「AmorphousDiskMark」を使用。接続先はMac Studio(M2 Max)です。

参考までに、Thunderbolt 4(最大5,000MB/s)接続のケースに入れているWD SN570 (読取り最大 3,500MB/秒) の転送速度はこのくらい。

SN570とケース交換しよ。
SN570を今回購入したケース(M2PV-BK)に入れてみたところ、5Gbps程度の速度しか出なかったため、入れ替えるの辞めました。なんでや。