これまで使用していたスイッチングハブのGS110MXが不調なため、別の製品に乗り換えることにしました。お手製冷却ファンでは、今年の夏の暑さを乗り切ることはできなかった模様。無念です。
たかが1ポートをやられただけだ!?
症状としては単純で、10番ポートが繋がらないというもの。ケーブルを他のポートに差し替えると、問題なく通信できることから10番の故障と思われます。最も熱を持つ部分に近いポートのため、暑さでやられたのだと思います。
ハブのポートがイカれちまうことは、稀によくあることと思います。その場合、空いているポートを使えば良いのですが、GS110MXの10番は製品の肝である10G対応ポートです。ここが使えないと、GS110MXはただのギガビット対応スイッチングハブです。NASとの接続スピードを大幅に低下させることになります。
比較した機種一覧
機種を選ぶにあたっての条件は、
- 全ポートが10Gに対応
- 3万円前後
- ポートはRJ-45
の3点。候補は以下の4製品。
メーカー | 製品名 | ポート数 | ファンの有無 | アマゾンでの価格(2024年11月12日現在) |
FOXNEO | 不明 | RJ-45 × 8 | 有 | ¥29,980 |
Binardat | 不明 | RJ-45 × 4 SFP+ × 2 | 有 | ¥25,999 |
TP-LINK | DS1008X | RJ-45 × 8 | 有 | ¥45,900 |
TP-LINK | DS105X | RJ-45 × 5 | 無 | ¥30,510 |
FOXNEOはおそらく中国、Binardatは国籍不明の謎メーカー。両方とも聞いたことのない企業(ブランド?)ですが、参入企業が増えれば低価格化が進むのではないかと、密かに期待しています。
消去法というか消極的な理由でDS105Xを選ぶ
価格とポート数で言えば、FOXNEOのスイッチが良さそうです。レビューによれば、ファンの音が多少気になるらしい。よくわからない会社の製品なのが気になるところ。
Binardatの製品は、RJ-45とSFP+の両方が使えて低価格。なかなか魅力的な製品です。レビューを見ると発熱がありそうなのが不安要素。2つのSFP+ポートを使用するには、モジュールが別途必要になるのも引っかかる。
結局、TP-LINKから選ぶわけですが、8ポートのモデルは高すぎ。そんなこんなで、消極的姿勢で5ポートのDS105Xを購入しました。
DS105Xの気になるところ
購入から半月ほど使用しています。Mac StudioともNASとも10Gで接続できています。しっかり速度も出ていて、10G対応のスイッチとして問題なく働いています。
唯一気になるのは「熱」。電源を入れただけの状態でも、筐体がそこそこ温かくなります。筐体に熱を逃がしているのかもしれませんが、思っていたよりも発熱している印象。お手製冷却ファンを改良するか、適当なファンを見繕う必要がありそうです。