Wi-Fiルーターの置き場が最大の原因と思いますが、リビングにいるとiPhoneが電波を掴んでくれません。これを何とかしようと思います。
ルーター間は電波のやり取りOK、iPhoneは・・・
我が家は2LDKのマンション。ネットの回線は洋室1の壁から引き込みWi-Fiルーター親機から家中に電波を飛ばしている状態です。リビングに設置したWi-Fiルーターは子機として電波を受信し、有線でテレビやゲーム機に接続しています。
使用しているWi-Fiルーターは親機が2020年発売のBuffalo製WSR-5400AX6。子機は2015年発売のNEC製WG2600HP。どちらも使い込んではいますが、親機と子機との間は問題なく通信できています。
問題はiPhone。リビングにいるとほぼWi-Fiを掴みません。気まぐれに電波を掴むこともありますが、気づけば携帯電話の回線に切り替わっています。iPhone 13 Pro、15 Pro、17 Proのいずれでも同じ状態なので、我が家のWi-Fi環境とiPhoneの相性が良くないのかもしれません。
ちなみにiPad もありますが、こちらはちゃんと電波を掴みます。筐体の大きさや材質、搭載されているアンテナによって変わるのでしょう。
メッシュでWi-Fiをツヨツヨにしよう
リビングで電波を掴みづらい原因は、iPhoneにあるのではなく、洋室1から送信される電波がリビングに辿り着くまでにヨワヨワになることでしょう。
Wi-Fiの親機を家の中心付近に移動させれば、家中に電波を飛ばすことができそうですが、ケーブルの取り回しが大変です。持ち家一軒家なら、壁に穴をあけたりできるのでしょうが、賃貸マンションで無理はできません。
ルーターの設置場所を変えられないなら、電波を中継して、届く範囲を広げてあげるしかありません。Wi-Fiの電波を中継する仕組みとしては、中継器を使用するものとメッシュWi-Fiがあります。
速度が低下しにくく、接続も安定するようなので、今回はメッシュWi-Fiを構築することにします。メッシュWi-Fiとはなんぞや？という方は、以下のページを読めばなんとなく雰囲気を掴めると思います。
メッシュWi-Fiとは？初心者にもわかりやすく解説します | バッファロー
ルーターを1台購入する
メッシュWi-Fiを構築するには、対応した機器が必要です。残念ながら、WG2600HPはメッシュWi-Fiに非対応のため新しいルーターを調達する必要があります。
親機に使用しているWSR-5400AX6は、メッシュWi-Fiに対応しているので、引き続きエージェントとして働いてもらいます。
ルーター選びのマスト条件は、WSR-5400AXと同じバッファロー製であること。こういうものは同じメーカーに限ります。規格化されたものだから大丈夫なんでしょうけど、トラブった時のことを考えると、メーカーは揃えておきたいものです。
条件ではありませんが、触覚の生えた大きめのルーターは候補から除外します。高機能ではありますが、大きくて邪魔になりますし、懐に厳しいお値段なのでとても買えません。
製品一覧を眺めてみると、Wi-Fi7（11be）対応のWSR3600BE4P、WSR6500BE6Pが良さそうです。6GHz帯には非対応ですが、エージェントに使うWSR-5400AXがそもそも6GHz帯に対応していないので問題ありません。
この2機種の主な違いは、アンテナの数と有線LANポートの規格、Wi-Fiの速度。今回は電波の改善が目的なので、アンテナの数が多いことに期待してWSR6500BE6Pをチョイスしました。
メッシュWi-Fiの効果は？
新規購入したWSR6500BE6Pをコントローラーに、WSR -5400AXをエージェントとしてメッシュWi-Fiを構築します。手順は説明書に記載のとおり。
上記の画像は、左がWSR-5400AX6、右がWSR6500BE6Pの「Wi-Fi EasyMeshでの接続手順（PDF）」の抜粋です。これ良くできていて、どちらの取扱説明書を見れば良いのかが、一目でわかるようになっています。体裁が統一されているのも良いですね。このありがたさを味わえるのも同一メーカー縛りのおかげと言えましょう。
多少のトラブルは覚悟していましたが、わかりやすい説明書のおかげもあり、構築はあっさり完了。
構築後は、リビングでもWi-Fiの電波を確実に掴めるようになり、微かにQOLが上昇した気がします。
回線速度については、コントローラーに接続した場合に比べて、エージェント接続時は少し低下しますが、これは正常動作でしょう。また、コントローラ←→エージェント間の電波が弱い（下図）のは、上で述べたようにルーターの置き場所の問題です。
メッシュWi-Fi、家の中でネットに繋がらない問題を抱えているなら、やってみる価値はありますぜ。