外付けM.2 SSDのケースをThunderbolt 4対応品に替える

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昨秋、M.2 SSDとケースを組み合わせて作った外付けSSD。使用したケースがUSB3.1 Gen2接続なたため、転送速度はそれほど速くありません。シーケンシャルの読み書きがだいたい1,000MB/sくらいです。用途的に不便のない速度ではありますが、40Gbps対応のケースが安くなっていたので、交換してみます。

令和七年的浪漫vs.浪漫派現実主義

令和七年現在、外付けSSDにロマンを求めるならThunderbolt5でしょう。転送レートは80Gbpsで、転送速度は10,000MB/sにもなるとかなんとか。ツヨツヨですね。でも、そんな最新規格の搭載されたマシン、うちにはありません。浪漫に向けて突っ走りたい気持ちはありつつも、Thunderbolt4/USB4対応製品が現実的な選択肢になります。

お求めやすくなった?外付けSSDケース

少し前まで1.5万円前後が相場だったThunderbolt4/USB4対応外付けSSDケースの価格も、最近は下落気味。安いものでは8,000円前後で販売されるようになりました。今回購入したORICO M234C3-U4も、8,999円(セール価格)で購入しました。

普段は12,000〜13,000円くらいで売られていますが、ちょくちょくセール価格になっているので、安くなっている時に買いましょう。

NVMe SSDケース Orico M234C3-U4

ちょうど安くなっていたのもありますが、同社製品で不具合に遭遇したことがないので、信頼しても良いメーカーと思っています(個人の感想です)。

外観はシンプルな長方形。角を持つと痛いくらいに尖っています。アルミニウム製で、ギザギザに彫られた溝がヒートシンクのように働き、熱を放散してくれるようです。大きさは107mm × 50mm × 17mm。重さ175g。USB3.1 Gen2対応のケースの2倍くらいの大きさです。一昨年に購入したThunderbolt3/USB4対応のケースとほぼ同じ大きさです。

色味がアレですが、もう少し明るいグレーというかシルバーです。
我が家の外付けSSDケース三兄弟

付属品は、SSDに貼り付けるサーマルパッドとSSDを基盤に固定するプラ製ネジとヒートシンク。ケーブルも付属しています。ヒートシンクは、サイズがタイト過ぎるというか、横幅が狭くてSSDにうまいこと嵌りません。無理やり嵌めると、二度と外せなくなる気がしたので、プライヤーでちょっと曲げて取り付けました。

転送速度と発熱

USB3.1 Gen2接続時と比べて、3倍くらいの速度が出ています(接続先はMac Studio M2 Max)。さすがサンボル4、速いです。メーカー公表値(読み込み2,800MB/s、書き込み2,100MB/s)よりも高速です。

中身のSSDはLexar のNM790。ランダムアクセスヨワヨワさんです。

転送速度が速いのは良いのですが、発熱は多めです。読み書きを行なっていない状態で40℃前後。連続して転送速度を測っていると43℃前後まで上昇しました。中身はさらにアチアチでしょう。

※温度は筐体上面を放射温度計で測っています。

メーカー曰く「放熱効率40%向上」とのことですが、精神衛生上良くありません。デスク周りが暑くなるのも困りものです。これから迎える気温の高い季節に向けて、何かしら対策を考えようと思います。

厳ついヒートシンクでも取り付けるか、ファンでも置くか。そんなこんなを考えるのも一興です。「最初からファン付きのケースにすれば良いのでは?」など、興を削ぐ発言は控えましょう。