シャンシャンが暮らす「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」に行こうと、ネットで情報を漁っても、出てくる情報はそう多くありません。そこで頼りになるのは、過去にセンターを訪れた先人が残した訪問記。私もそれに習い、アレコレを残したいと思います。
「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」の公式サイトはどれ?
熊猫频道の中にありそうですが、探し方が悪いのか、見つけることができない。唯一見つかるのは、上空から雅安基地を見下ろすコンテンツのみ(シャンシャンの暮らす豹子山の地形も確認できます)。
営業時間やチケット料金などの基本的な情報は、WeChatの「発見」メニューから雅安碧峰峡のページで確認することができます。

成都のジャイアントパンダ繁殖研究基地のように、雅安碧峰峡基地も日本語サイトの開設をお願いしたい。
ジャイアントパンダ保護研究センターのチケット
前回の記事内で言及していますが、チケットは碧峰峡景区のチケットセンターで買うのが一般的です。チケットは大人100元。タクシーで「碧峰峡に行ってくれ」と伝えると、碧峰峡景区入り口のチケットセンターに向かってくれるので、そこでチケットを買いましょう。
毎朝、宿泊施設の方が、景区のチケットセンターまでチケットを買いに行ってくれる宿泊施設もあるので、そういうところに泊まるのも良いと思います。
私も1度目は宿のオーナーに毎朝、チケットを買いに行ってもらっていました。

チケットはWechatでも買えるっぽい?
実際に購入していないので、WeChatにeチケットの購入画面があるよ、とだけお伝えしておきます。
成都の大熊猫繁育研究基地のチケットはWeChatで購入&使用できましたが、こちらはどうなのでしょうね?

成都と同じであれば、購入時にパスポート番号と氏名の登録、入場時にパスポートのチェックが必要でしょう。
雅安基地の年間パスポート
上でも触れているように、雅安基地への入園料は1回100元。日本円で約2,000円。数日訪れるとなれば、懐に響いてくる金額です。
そこで活用したいのが「年間パスポート」。現地の方向けには以前から販売されていたようですが、3月から外国人観光客でも年間パスポートを購入できるようになりました。298元で、一年間入り放題*1!
こちらの年間パスポート、物理的な「年間パスポート」が発行されるわけではありません。パスポート(日本国旅券)の旅券番号が当地のシステムに登録され、基地への入場時にパスポートを提示すると、番号が照合され、入場が許可される仕組みです。
年間パスポートを購入できるよう声を上げてくださった先人の皆さん、本当にありがとうございます。
購入方法は、こちらのnoteがわかりやすいので、参考にしてください。
朗報!雅安碧峰峡パンダ基地年間パスポート 外国人への販売開始
*1:国慶節を除く、使用は1日1回
センター内の移動方法
移動は徒歩が基本ですが、ゲートからすぐの資料館的な建物でチケットを購入すれば、カートに乗ることも可能です。料金は往復20元。カートはある程度の人数が集まらないと出発しないらしい。
シャンシャンの暮らす豹子山までは、歩くと10分くらい掛かるので、行きはカートに乗るのが良いでしょう。

トイレはきれい
形状は基本的に和式ですが、センター内のトイレはどこも掃除が行き届いて、きれいです。紙も備え付けられています。シャンシャンが暮らす豹子山から一番近いトレイは、パンダ幼稚園の近く。そこには洋式便座もあります。
休憩できる建物はない
センター内に座って休める建物はありませんでした。東屋風のカート乗り場には、ベンチと屋根あり。雨や雪が降っても、身を隠せるところはないので、それなりの準備と覚悟を持ちましょう。
レストラン的な施設はない?
残念ながら、センター内にご飯が食べられるお店はありませんでした。園内で購入できる食べ物は、パンダ幼稚園近くのお土産屋さんのカップラーメンくらい(ホットスナックのケースもありましたが、空でした) 。保護研究センター周辺にもお店はないので、碧峰峡に移動する前にパンやお菓子を購入して、持ち込みましょう。

カップラーメンが売っているお土産屋さん。建物の右下に「Panda Restaurant」の看板はありましたが、レストラン的な営業をしている様子はありませんでした。
冬の防寒
私が訪れた1月初旬は、天気の良い日は暖かく、小雨が降る日は凍えるほどではないけど寒い、くらいの気温でした。おそらく東京よりも少し暖かかったと思いますが、それはあくまでその時のこと。寒気が流れ込むようなら、雪が降るところです。防寒具は必ず持参しましょう。どんなに寒くても、豹子山に寒さをしのげるような場所はありません。
私は、上下に風を通さない素材のアウター、インナーにダウンを着用していました。真冬の上野動物園に早朝から並んだ、あの頃の服装を思い出すと良いかも。カイロや手袋も持っていきましょう。手袋は黒系がオススメです。スマホにしろデジカメにしろ、自分の指が写り込まなくなりますよ。
パンダ(の毛皮)にさわれる
センターに入ってすぐ右手にある資料館的なところに、パンダの毛皮の一部が展示されています。毛にコシのある、ゴワゴワとしたさわり心地です。
とりとめのない事柄ばかりですが、何かのお役に立てれば幸いです。思い出したことがあれば、随時追加・更新予定です。
中国編はもうちょっとだけ続くんじゃ。