シャンシャンに会いに中国へ(準備編)

少し前のことになりますが、1月にジャイアントパンダのシャンシャンに会うため、中国に行ってきました。確実にまた行くので、その時になって慌てないように、自分用メモも兼ねて、振り返っておきます。

ジャイアントパンダのシャンシャン?

シャンシャンは2017年6月12日に上野動物園で生まれた雌のジャイアントパンダ。父はリーリー(力力)で母はシンシン(真真)。とにかくかわいいパンダです。

シャンシャンを見るための観覧列は連日長く伸び、1時間、2時間待ちは当たり前。人気のあまり、誕生日には4時間待ちになったほど。私も毎日のように長い長い観覧列に並んでいました。

シャンシャン中国へ

世界中の動物園で飼育されているジャイアントパンダは、飼育や繁殖の研究を目的に中国から貸し出されており、いずれは中国に帰国することになっています。現地で誕生したジャイアントパンダについても同様です。

日本生まれ日本育ちのシャンシャンも2023年2月に中国に返還され、現在は「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」で暮らしています。

シャンシャンに会うにはビザが必要

中国を旅するのは意外と面倒で、まず「ビザ」が必要です。ビザの申請には以下が必要になります。

  • パスポート
  • 往復航空券
  • 宿泊先の情報
  • ビザの申請書

海外に行くのでパスポートは必須。持っていないならすぐに取得しましょう。航空券は予算に合わせて、直行便や経由便、好きな便を予約してください。経由便の場合は、乗り継ぎ時間がどのくらいかを確認しましょう。経由地で出入国の手続きが必要な場合、思っているよりも時間が掛かるかもしれません。

宿泊先の予約は、trip.com経由が無難です。高速鉄道の予約にも使えるので、中国旅行では鉄板のサイトです。

申請書の書き方は、ググれば書き方を説明するサイトや動画が見つかりますが、必ず最新の情報を確認してください。中国はルールがちょくちょく変わります。必要なものを揃えて申請書が記入できたら申請に行きましょう。

面倒なことはイヤだ!という方は、旅行代理店にお金を払って丸投げという手もあるようです。

中国はキャッシュレス社会!

次に面倒なのが、中国国内で利用できるオンライン決済サービスへの登録。どちらかと言えばこちらの方が大変かも。

中国は日本なんて比べものにならないほどのキャッシュレス社会です。デパートから屋台まで、ほぼキャッシュレス。

決済アプリはAlipayとWeChat Pay(Weixin Pay)の2つ。以前は中国国外で発行されたクレジットカードは登録できなかったようですが、現在は登録可能です。ググれば登録の仕方を説明してくれているサイトや動画が見つかります。

Alipayは英語化されているのでまだマシですが、Wechatアプリは、ところどころ日本語化されてはいるものの基本的に中国語なため、使いやすいとは言えません。頑張って使えるようにしましょう。

決済アプリ、どちらかひとつで良い?

エラーで決済できないこともあるので、複数の決済手段があると安心です。それぞれのアプリに別々のクレジットカードを登録しておくと安心感倍増です。また、決済エラーに備えていくらかの現金も持っていたほうが良いでしょう。実際にキャッシュレスで決済ができなくて何度か現金で支払いました。

出発前に、クレジットカード発行会社に「中国でAlipayとWechat Pay(Weixin Pay)使うよ!」と連絡しておくのも良いかも知れません。不正利用を疑われて利用制限をされる確率が下がります。(ただし、本当の不正利用に対しての防御力が下がるかも知れません。

そして、キャッシュレス決済を行うには、インターネット接続が必要です。

モバイルWi-Fiは必要?

もうひとつ面倒なのが中国特有の「通信制限」。ググったり、SNSを見ることができなくなります。中国でそういったサービスを利用するには、モバイルWi-Fiが定番。私もレンタルして行きました。

モバイルWi-Fi以外の手段としては、海外ローミングがあります。海外ローミングであれば中国国内からでもGoogle などのサイトを利用可能です。例えばahamoの場合、月間20GBの利用可能なデータ量内で海外ローミングの利用が可能です。povoの場合は、中国を対象としたトッピングを行えばデータ通信が利用可能になります。私が試したところ、ahamo・povoの両回線ともに、海外ローミングで中国国内からGoogle等にアクセスすることが可能でした。

キャッシュレス決済を行う場合、お店やホテル等のWi-Fiを利用する手もありますが、それだけでは詰んでしまうので、モバイルWi-Fiや海外ローミングを検討しましょう。

ビザ、決済アプリ、通信手段の確保ができてしまえば、あとは行くだけです。

高速鉄道の予約とホームへの入り方

話はだいぶ飛びますが、諸々準備が整ったらいざ中国は四川省の雅安へ。今回、私は成都南駅から高鉄(中国の新幹線)で雅安に向かいました。高鉄のチケットは上述したtrip.comで予約できます。チケットは発券不要のeチケットです。

中国的なのが、列車の予約時にもパスポート番号の入力が必要なこと。また、駅のホームに入る際にもeチケットとパスポートのチェックが必要です。中国の方は、IDカードをリーダーにかざすだけで改札を通れるようなので、個人のIDにチケットが紐づくようなシステムになっているようです。

無事に到着した雅安駅は、駅前からパンダ一色。シャンシャンまでもう少し。

つづく