剱岳を見に行く

梅雨入り前の5月下旬に劔御前まで行ってきました。体力も技術もないので、剱岳には登りません。見るだけです。

室堂までの道のりは遠い

劔御前へは室堂から歩いて行くことにします。東京から室堂へ向かう主なルートは、富山駅経由と長野駅経由の2ルート。夏山シーズンには、都内から室堂までの直通バスが走っていたりしますが、乗ることはないでしょう。夜行バスに良い思い出はひとつもありません。

室堂には何度か訪れていますが、今回も富山ルートを選択。始発の北陸新幹線で東京駅を出発。富山駅到着後は急いで電鉄富山駅へ。駅で室堂往復切符を購入し、富山地方鉄道に乗り換え立山駅へ。立山駅から立山ケーブルカーで美女平駅へ。最後に立山高原バスに乗り換えて室堂に到着しました。

この時は東京駅から5時間ちょっとで到着できましたが、繁忙期はケーブルカーや高原バスへの乗り換えに時間がかかるので、ケーブルカーの時間を予約できるWEBきっぷを事前に購入しておいても良いかもしれません。

特急宇奈月で立山駅まで。

立山にも外国人観光客が戻ってきました。今年は団体客ですごいことになりそうです。

雪の大谷

室堂に着いたら、まずは雪の大谷へ。今年は気温が高いのかこの日の最高地点は13m。低めな気もしますが、それでも道路沿いの雪壁は迫力がありました。

除雪車の立山熊太郎(左)。

立山そばで腹ごしらえ

ちょうどお昼時なので立山そば。白海老のかき揚げ付きにします。

雷鳥荘に宿泊

一気に劔御前まで上がってしまうことも考えましたが、雪もチラつき天気が良いとは言えません。とりあえず雷鳥荘で一泊し、翌日に劔御前まで上がることにしました。この時期は、当日に電話しても空いていることが多いので、無理せず行動することができます。

みくりが池越しの立山は雲の中。

途中、雷鳥に遭遇。

雷鳥荘はお風呂が広くて快適。食事は品数も多く豪華なのですが、昨年あたりから鍋がちょっとイマイチ?泊まる日にもよるのかな。

劔御前へ出発

翌朝は7時に出発。歩き始めは曇っていましたが、徐々にピーカンに。前日に積もったふかふかの新雪を踏みながら、劔御前に向かって斜面を登ります。

立山もきれいに見えるようになりました。

予報では別山の風速が18m。稜線が近づくにつれて風が強くなりました。

別山乗越手前。風に雪が巻き上げられています。滑落しないよう慎重に進みます。

バラクラバをしていても顔が痛い。別山方面は風が強すぎるので、諦めました。

劔御前小舎に宿泊

劔御前小舎は夕飯のおかずが美味しいですね。

夜には天の川も見られましたが、薄雲が多く少し残念。

雲が多い朝。天気は下り坂です。

室堂で雷鳥に再遭遇

翌日は来た道を戻って室堂へ。立山を経由して、ぐるっと周回したいところでしたが、曇りなので下山を選択。そのおかげか雷鳥をじっくり眺めることができました。本当にかわいい。

仲良く松ぼっくりを啄む。

岩の上で周辺警戒中。

立山・室堂エリアは、何度訪れても楽しいですね。また雷鳥に会いに行きたいと思います。