爆速!外付けM.2 SSD

Mac mini (M1, 2020)のUSB-Aポートに繋げているSATA SSDがなんだか遅い。あまりに遅い気がするので、転送速度を計測してみると、WRITEが55MB/s、READが265MB/s。絶望的に遅い。WRITEはNASへの書き込みより遅い。ちょっと前までWRITEが390MB/s、READが360MB/sくらいで、転送速度の上限には及ばないまでも、頑張っている印象だったのに。

さすがに遅すぎて不気味なので、ディスクの使用率を下げたり、Macを再起動したり、ポートを変えるなどしたところ、転送速度は改善されましたが、原因はわかりません。

このSSDは、以前使っていたMac Pro (Late 2013)に繋げていたSandiskの1TB SSD。2018年にAmazonで購入したものです。モノ自体は悪いものではありませんし、寿命ということでもなさそうですが、導入から4年以上経過しています。そろそろ買い換えても良い頃合いでしょう。ちなみにMac Pro (Late 2013)は、2020年にGPUの故障でお亡くなりになっています。

M.2 SSDとケースを購入

せっかく買い替えるのですから、今どきのものを選びます。今どきのSSDと言えばSATAではなくPCIe(NVMe)接続のM.2 SSD。SATAに比べて圧倒的に速いのが最大の特徴です。PCIe 4.0に対応したSSDに至っては、読み込み7,000MB/s以上、書き込み6,000MB/s以上という超絶速い製品もあるようです。

PCIe(NVMe)接続のM.2 SSDの速度を生かすには、Mac miniのThunderbolt 3(USB 4)ポートに繋ぐ必要があります。そのThunderbolt 3(USB 4)対応のケースがちょっと高い。どれも¥15,000以上しますが、ここは腹を括るしかありません。いろいろ調べて、ORICOというメーカーの見た目が一番好みのケースを買いました。

中身のM.2 SSDは、PCIe 3.0のWestern DigitalのBlue SN570 1TBを購入。PCIe 4.0対応のSSDも気になりますが、Thunderbolt 3の転送レートに対してオーバースペックです。色々差し引いてREAD、WRITEともに1,500MB/sくらい出てくれれば十分です。贅沢は言いません。

速い!けど、熱が心配

M.2 SSDをケースにいれて、ケーブルで繋ぐだけなので接続は簡単です。早速Mac miniに接続し、Blackmagic Disk Speed Testで転送速度を計測してみました。

結果は、WRITEが2,500MB/s、READが2,700MB/sと期待以上の速度です。Mac mini内蔵SSDのWRITEが2,500MB/s、READが3,000MB/sくらいなので、ほぼほぼ内蔵SSDと同じくらいの速度が出ています。これだけ速いなら2TBを買っても良かったかもしれません。

ただ使っているとケースが熱を持ちます。アルミ製のケースに熱を伝えることで放熱しているようですが、気温の高い季節は心配です。